公簿(住民票・戸籍謄本)による管理システム
日本の行政システムにおける、住所や身分登録は、住民票と戸籍謄本の2本立てで構成されています。住民票と戸籍謄本のデータを照会すれば、実家からの現住所調査が可能ですが、この管理システムは複雑で、完全にシステムの仕組みを理解することは容易ではありません。因みに、これらのデータは公簿と呼ばれます。
住民票と戸籍謄本は一元データではなく、情報が時系列で区分されております。つまり、移転や転籍があると、記載事項が改正されます。
従って、前住所や除籍地での記載事項は抹消され、現在の登録事項のみしか表示されません。ただし、過去の記載事項確認の為、前住所や転籍前の本籍地(除籍地)の記載は残されております。過去の記載事項を確認したい場合は、前住所や除籍地での記載事項を再確認する必要があります。
公簿の種類
- 住民票
- 現住所や世帯構成確認の為の書類。
氏名、生年月日、本籍、筆頭者、現住所、前住所、転居年月日、続柄、世帯構成員氏名・生年月日・続柄
※請求には、漢字氏名と現住所情報が必要。
- 除票(除かれた住民票)
- 転出(転居)後の住民票、転出前の住民票の保存書類。転出先の住所が判明。
除票の保存期間は、転居後5年以内。
※事前情報として、漢字氏名と前住所が必要。
- 戸籍謄本
- 親子関係や婚姻等の身分関係確認の為の書類。
氏名・生年月日・両親の氏名・出生地・従前戸籍(前本籍)、婚姻年月日、配偶者の氏名・生年月日・両親氏名・従前戸籍、子供の氏名・生年月日・出生地。
※照会には、事前情報として、本籍と筆頭者の情報が必要
- 除籍謄本
- 転籍前(過去)の戸籍謄本。
死後80年間保存される。
- 改正原戸籍
- 戸籍法改定にる改正前の戸籍謄本。
最近では、戸籍登録のコンピューター化による改正があります。コンピューター化後の戸籍謄本は、抹消事項が全て削除されている。従って、転籍後の兄弟姉妹・子供の記載が確認できなくなっている。子供や兄弟姉妹の情報収集の為には、改正前の改正原戸籍を取得する必要がある。コンピューター化前の手書きの戸籍謄本では、転籍による抹消情報であっても、訂正線が施されるだけで、過去の記載が確認可能である。
- 戸籍の付表
- 現戸籍登録時の住民登録住所の異動一覧表。
※転籍されると抹消される。
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